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キャパシタ関連最新情報とコメント

トヨタ vs アウディ/ハイブリッドレースカーの戦いが今年も熱い

2013FIA世界耐久選手権(WEC) 開幕戦~第3戦の戦況

トヨタは、昨年に続き今年もキャパシタを搭載したハイブリッドレースカー TS030 HYBRID 2台でWECに参戦している。開幕戦のシルバーストーン6時間レース(4月14日)では3、4位。第2戦スパ6時間(5月4日)では4位、1台はリタイア。そして、第3戦ル・マン24時間(6月22-23日)では2、4位であった。優勝はまだであるが3戦中2回の表彰台獲得をおさめている。
 トヨタTS030 HYBRIDのライバルであるアウディ R18 e-tron・クアトロは、開幕戦1、2位、第2戦1~3位独占、第3戦1,3位とこれまでは圧勝している。昨年はトヨタが全6戦参戦で3勝した。今年の前半戦はアウディの猛攻が続いているという状況であるが、本来持っているポテンシャルをフルに発揮できれば、今後のレースでのトヨタ・レーシングの巻き返しも大いに期待できそうである。
 
 トヨタTS030 HYBRIDは、3.4Lガソリンエンジンと当フォーラム会員の日清紡ホールディングスとトヨタの共同開発によるキャパシタを備えたハイブリッドシステム(THS-R:TOYOTA Hybrid System-Racing)を採用。一方、アウディR18 e-tron・クアトロはターボディーゼルエンジンとフライホイールハイブリッドシステムを採用している。 当フォーラムとしては、キャパシタを搭載したトヨタTS030 HYBRIDを熱烈に応援したいところである。
 WECは過酷なスピード耐久レースであり、ハイブリッドシステムやエンジンの基本的な違いは勝敗を決める多くの要素の一つであるが、ハイブリッドシステムがキーであることは間違いない。
 キャパシタによる回生と加速効果を活用したHybridレースカーの今後一層の活躍を切に願う。

2013年 ル・マン24時間レース  TOYOTA TS030 HYBRID  (トヨタ自動車提供)

2013年 ル・マン24時間レース  TOYOTA TS030 HYBRID  (トヨタ自動車提供)

写真:2013年 ル・マン24時間レース  TOYOTA TS030 HYBRID (トヨタ自動車提供)

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