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2012WEC トヨタキャパシタ搭載HV車参戦第3戦で初優勝

2012FIA世界耐久選手権(WEC)では、トヨタのガソリンハイブリッド車とアウディのディーゼルハイブリッド車の戦いに注目が集まっている。
トヨタ・レーシング TS030 HYBRID は9月15日の第5戦(サンパウロ)にて、ついにアウディ車を抑えて初勝利。

 トヨタ・レーシング TS030 HYBRIDは3.4Lガソリンエンジンに、当フォーラム会員の日清紡ホールディングスと開発したキャパシタを備えるハイブリッド・システムを採用。
 一方、アウディ・レーシング車R18 e-tronクワトロはディーゼルエンジンとフライホイールハイブリッド・システムを採用している。

  7月16-17日第3戦ル・マン24時間レース(トヨタ初参戦)では、トヨタHVが一時トップをとったがアクシデントやトラブルによりリタイア、1~2位をアウディHVが、3位をアウディディーゼル車が抑えた。

 8月26日第4戦イギリスシルバーストーン6時間レースでは、トヨタHVはスピードでアウディHVを制しながらピット回数で後れをとりアウディHVに勝利をさらわれ2位に甘んじた。

 9月15日第5戦サンパウロ6時間レースでは、スピードで勝り、かつ、ピットロスも減らして、アウディ
HVを抑え参戦3戦目で初優勝を果たした。
トヨタの総合力による勝利であろうが、キャパシタによる回生と加速効果を活用したHVの大きな可能性が示された勝利でもあると思われる。今後一層の活躍を願う。

トヨタ・レーシング:TS030 HYBRID #7 (ル・マン参戦車両)

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